弁護士のタイピング速度
弁護士は、書面を作ることを起案と言います。
訴状も連絡書面もメールも年賀状も「起案」です。昔ながらの弁護士の中にはごくまれに手書きで起案をする方もいるようですが(当然そのまま外に出すのではなく、事務員さんや若手の弁護士が打ち直します。)、ほとんどの弁護士は毎日キーボードで大量の文字を打ち込んでいます。
このため、弁護士のタイピング速度はとても速い!ヤバイ級ハッカーには及びませんが、一般的なオフィスであればWPM(1分間あたりの入力数)が200~程度あれば十分なところ、弁護士では400を超えるのがザラで500を超える先生もちらほら。入力の速さは起案の速さに、起案の速さは仕事の速さに直結しますから、WPMは弁護士の戦闘力です。私の経験では、たくさん売り上げのある優秀な弁護士ほどタイピング速度が速く、起案の誤字脱字も少ないです。
よく知人から「弁護士の選び方を教えて」と頼まれますが、法律相談の際にタイピング速度を見ておくのも有効かもしれません(メモは手書きという先生もかなり多いので万能ではありません)。
私も久しぶりに測定してみました。
……もう少し頑張ったほうがよさそうですね。